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思考 THINK
効能・効果
03
何のために撮影、編集するのか?
あたり前の質問ですが、多くの人が誤解してます。
(カメラマンだけでなく、クライアントさんにも理解してほしい)
「効能・効果」を、例え話で説明します。
間違った薬を飲むと逆に悪化するのでは?
=Q 風邪をひいた時に、どう考えますか?=
答1:病院へ行く
答2:薬を飲む
答3:寝る
どれも正解っぽいですよね(質問も意地悪ですが)
しかし「治したい」が正解だと思います。
「効能」=薬、病院、寝る
「効果」=治っていく
何のために撮影、編集するのか?
答1:30秒CMを作りたい
答2:新商品を撮影したい
答3:芸能人を起用したい
これが「効能」だと気付きます。
では「効果」を定義してみてください。
見た人に何かの感情を感じてもらいたい。
感動、よろこび、寂しさ、驚き、喜怒哀楽、エネルギー、
会社のポリシー、などだと思います。
「効果」の打ち合わせを多くした方が、正しく治ります。
後記
現場で「一応、予備で、こっちも、おさえで撮影しましょう。」という会話がよく出る。
絶対に不要だと分かっていても、時間を使って撮影する。
「営業的」には正解ですが、「効果的」にはミスジャッジです。
その時間を、「正しい効果」に使うべきです。
つまり、事前に「効果」に対する打ち合わせ、認識が不足しているだけです。
後記
営業担当者は「訴求ポイントの死守」を仕事としている事が多い。
それは「薬を飲んでるだけ」と理解して(ほっといて)
いかに「効果に近づける映像を撮るか」が勝負どころ。
手としては「自由撮影時間」を30分でも1時間でも設定して
トライアル撮影を追加するのが良い。(映画などでも試される手法)
それすら設定出来ない現場も多いが、結果は良くない。
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